南極の住人ペンギン、人間に出会う──上田一生×夏目大×吉川浩満「ペンギンは私たちになにを教えてくれるのか」イベントレポート

ゲンロンα 2021年8月17日配信
 ニュージーランドのペンギン学者ロイド・スペンサー・デイヴィスは長年にわたって南極に暮らすペンギンたちの生態を調査し、ペンギン研究において多くの成果を残してきた。その業績のひとつが、ペンギンたちの奔放な性生活の実態を解き明かしたことだ。
 しかし2012年、およそ100年前に南極探検に参加した医師・動物学者のジョージ・マレー・レビックによる未刊行の論文が公開されると、それは当時すでに発見されていたことが明らかになった。なぜこの研究は隠されてきたのか? そもそもレビックの探検はどのようなものだったのか? 今年(2021年)4月に刊行された『南極探検とペンギン』は、デイヴィスが自身の研究人生を交えながら、レビックの南極探検とペンギン研究の足跡をたどっていく探検書であり、歴史書であり、生物書である。
 
 

 今回ゲンロンカフェでは、デイヴィスと親交があり、自身も日本におけるペンギン研究の第一人者である上田一生、ペンギンをこよなく愛し、本書の翻訳を担当した夏目大、『理不尽な進化』などの著作があり、動物の世界に深い関心を寄せる文筆家の吉川浩満の三氏を招いてイベントを開催した。ペンギンを起点に、生物学、環境問題、歴史、政治など、動物をめぐり幅広いトークが展開された。本レポートではその様子を抜粋してお伝えする。(ゲンロン編集部)

 

上田一生×夏目大×吉川浩満「ペンギンは私たちになにを教えてくれるのか──『南極探検とペンギン』刊行記念」
(番組URL=https://genron-cafe.jp/event/20210719/

 

注目記事

ピックアップ

NEWS

連載

関連記事