ゲンロンβ20|編集長=東浩紀

2017年12月18日[月]発行

  • 1|東浩紀 観光客の哲学の余白に 第8回 崇高とソ連 #37
    番外編となる今回は、東浩紀のモスクワ観光記。モスクワの街を歩いて実感したという、二〇世紀ロシア=ソ連の「崇高さ」とは? 宇宙航空学記念博物館における建築や展示をもとに考えていきます。
  • 2|大山顕 スマホの写真論 第9回 自撮りを遺影に #37
    「自分の結婚式への参列招待をTwitterで行った」という大山さん。その結婚式で気づいた、スマホ時代における写真の機能の変化とは。「遺影」の歴史をひもときながら迫る、本格的な写真論!
  • 3|渡邉大輔 ポスト・シネマ・クリティーク 第22回「空洞化」するインターフェイス――静野孔文・瀬下寛之監督『GODZILLA 怪獣惑星』ほか #37
    『マイティ・ソー』、『GODZILLA 怪獣惑星』といった新作映画に見られる「空洞化」するインターフェイスとは。蓮實重彦の最近の発言も手がかりにしながら、ポスト・シネマの内実に踏み込んでいきます。
  • 4|黒瀬陽平 「ポスト」モダニズムのハード・コア――「貧しい平面」のゆくえ 第22回 #37
    初期ビデオアーティストたちは、ハッカーたちと同じパラダイムに生きていたーー。それぞれが「新しい窓」とその「向こう側」をどのように作ったのか。他連載陣とも呼応した、新展開を予感させる必読回!
  • 5|西島大介 トゥルーエンドを探して 第4回 #37
    クリエイティブ・コモンズと共同制作した、オープン・ソース・キャラクター「コモコモ」。ディエンビエンフーの物語世界が分岐するきっかけとなった、ある編集者との出会い。時はゼロ年代後半へ進む。
  • 6|藤城嘘 五反田アトリエからのお知らせ #37
    五反田アトリエコーナーでは、新芸術校グループBの展示「健康な街」をレポートしていただきました!

表紙写真:モスクワにある高さ107mの記念碑「宇宙征服者のモニュメント」。ロケットの発射時の煙のかたちをしており、全体がチタンで覆われている。この基部に宇宙航空学記念博物館が位置する。撮影=編集部

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