ゲンロンβ30|編集長=東浩紀

2018年10月26日[金]発行

  • 1|苅部直+大澤聡+先崎彰容+東浩紀 【特別先行掲載】共同討議「日本思想の一五〇年――知識人、文学、天皇」冒頭部分 #37
    小特集「現代日本の批評Ⅳ」として『ゲンロン9』に掲載される共同討議の冒頭部分を先行公開! 明治150年の節目の年に日本近代思想を再考する記念碑的座談会です。
  • 2|松下隆志 つながりロシア 第2回 ファッションとポストソ連文化 #37
    現代のモードに新風を吹き込んだ旧共産圏出身の若手デザイナー、ゴーシャ・ラブチンスキー。その根底にはポストソ連のナショナリズム的意識があった!斬新なロシアファッション論。
  • 3|大山顕 スマホの写真論 第17回 「見る」から「処理」に変わった写真 #37
    「ガラスがどのように使われるかが、写真の変化を物語る」——タッチパネルは、写真をめぐる視覚と触覚の議論を一変させた。「ガラス」について考えることで、世界史自体の見方が変わる。写真論にとどまらない論考!
  • 4|吉田雅史 アンビバレントヒップホップ 第15回 変身するラッパーの身体を演じよ! #37
    ラッパーとスーパーヒーローに共通する変身願望とは何か? ラッパーの成功への欲求が表れるMVの「姿勢」から、自伝的なリリックを語りながらも自分を「演じる」ラッパーの演劇的想像力までを論じます!
  • 5|西島大介 トゥルーエンドを探して 第14回 月刊アクション #37
    IKKI休刊後完全なる未完状態にあった『ディエンビエンフー』を携え、西島は双葉社「月刊アクション」に移籍する。だが、西島を待ち受けていたのは、続編を全3巻で完結させるという厳しいものだった!
  • 6|藤城嘘 五反田アトリエからのお知らせ #37
    五反田アトリエコーナーでは、新芸術校第4期生グループA「オソレの品種改良」と、新芸術校第3期金賞受賞者・新井健さんによる展示を紹介します!

表紙写真:新芸術校第3期金賞受賞者、新井健による展示「OUTTA STEP」の様子。新井がイベントを開催していたクラブ「青山蜂」の摘発を受け、風営法によるクラブ規制の問題を作品化した。写真中央は「青山蜂」の元店長で、DJのIchI。フクロウのドローイングは、この展示の会期中に制作された新井の新作。写真提供=新井健

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