ゲンロンβ31|編集長=東浩紀
2018年11月22日[木]発行
- 1|西島大介 トゥルーエンドを探して 第15回(最終回) ディエンビエンフー TRUE END #37今年9月ついに完結した『ディエンビエンフー』。その果てに西島さんがたどり着いた結論は、「僕はマンガ家では無い」!?<br/> 好評連載、堂々の最終回!
- 2|大山顕 スマホの写真論 第18回 写真を変えた猫 #37現在のネット上の画像・映像は猫に支配されているーー現代の写真論は、もはや猫を避けて通ることができない。<br/> 猫画像にあふれたネットの状況から、猫とテクノロジーの関係、そして人間の欲望に迫ります!
- 3|鴻野わか菜 つながりロシア 第3回 南極ビエンナーレの旅 #37世界各国のアーティスト、哲学者、研究者らを集めて南極を目指すアートプロジェクト「南極ビエンナーレ」。その航海に参加した文学・美術研究者の鴻野わか菜さんが、船上や南極大陸での体験を語られています。
- 4|新垣隆 つながりβ 第6回 無題、あるいは三楽章の交響曲 #37好評のリレーエッセイ、今回は音楽家の新垣隆さんにご寄稿いただきました! 新垣さんの過去と現在、そしてさまざまな音楽家の記憶が重ね合わされ、音楽との触れ合いが綴られています。
- 5|名倉編 【新連載】SFつながり 第1回 物語と非物語のあいだで #37ゲンロンとSFによってつながった書き手による、新連載のリレーエッセイがスタートです!第1回は『異セカイ系』でメフィスト賞を受賞された名倉編さんに、「言葉遊び」にまつわるエッセイをよせていただきました!
- 6|梅津庸一 展評――尖端から末端をめぐって 第5回 王国的絵画、ピエール・ボナール展によせて #37「ボナールはフィジカルな作業に従事することで特異なヴィジョンを切り拓いた画家だ」。<br/> ボナール独特の絵画ロジックを、セザンヌやヴィヤールといった同時代の作家と比較して論じます。
- 7|藤城嘘 五反田アトリエからのお知らせ #37五反田アトリエコーナーでは、新芸術校グループBの展示「眩暈」と、新芸術校第三期生でもある有地慈さんによる個展「スーパープライベートIII」をを紹介します!
表紙写真:『ゲンロンβ30』に掲載された西島大介「トゥルーエンドを探して 第14回」の一コマより。17年7月刊行の『ゲンロンβ16』から連載していた「トゥルーエンドを探して」は、今号で最終回を迎えた。西島の代表作である『ディエンビエンフー』のあゆみをたどりながら、ゼロ年代の批評シーンを振り返る連載は読者にも好評だった。</p>