ゲンロンβ35|編集長=東浩紀

2019年3月22日[金]発行

  • 1|小松理虔  【特別掲載】浜通り通信 第51回 外枠から考える #37
    『新復興論』へと結実していった人気連載「浜通り通信」の特別掲載!震災から8年。あの震災を「いま」考えるにはどうしたらいいのか——ヒントは「外枠から考える」ということにある?改めて「復興」を考え直す、刺激的なエッセイです。
  • 2|東浩紀 観光客の哲学の余白に 第13回 触視的平面の誕生・番外編 #37
    気鋭の映画監督チャガンティによる話題のサスペンス映画『サーチ』。すべてがPCやスマホの画面上で展開されるという大胆な演出のもっともおどろくべき点とは?「触視的平面」をカギに、傑作の条件を問う!
  • 3|山本貴光+吉川浩満 【『新記号論』刊行記念】人文的、あまりに人文的 特別編 #37
    あの対談が帰ってきた!博覧強記のふたりによる、名物対談の特別編。今回は話題沸騰の弊社新刊『新記号論』を、易しく詳しく的確にご紹介!
  • 4|星野博美 世界は五反田から始まった 第3回 「大五反田主義」 #37
    自分が思う「故郷」とひとに説明する「出身地」の不一致——これを「五反田と戸越銀座のゆらぎ問題」とし、自身の体験から深める五反田エッセイ第3弾。すべてが解き明かされるとき、堂々宣言される驚愕の〈大五反田主義〉とは!?
  • 5|大山顕 スマホの写真論 第19回 ドローン兵器と「卑怯」なSNSの写真 #37
    ドローンは戦争の行為者を現場=リスクから分離させた。ならば写真はどうか? SNSの写真行為の本質から、ドローンとSNS写真に共通する「卑怯さ」を暴く原理的かつアクチュアルな写真論!
  • 6|坂上秋成 【特別寄稿】変容の困難――“それなり”の外へ出るために #37
    三四歳になった。まごうことなき中年である——「老い」といかに対峙するのか。自らが築いてきた「パターン」から外側へと”それなり”に飛び出るためには。悩みながら、回り道をしながら人生について考える坂上秋成によるエッセイ。
  • 7|藤城嘘 五反田アトリエからのお知らせ #37
    五反田アトリエコーナーでは、新芸術校最終成果展および最終講評会をレポート!

表紙写真:福島県岩間町にある東日本大震災の津波により破壊された防潮堤の遺構。画面手前のパネルには「地元の方々の要望を受けて、震災の記憶を風化させない」ために設置されたと記されている。撮影=小松理虔</p>

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