【書評】『新対話篇』『哲学の誤配』(評者=斎藤哲也 氏)――『文學界 2020年8月号』に掲載

シェア

ゲンロンα 2020年7月9日 配信

『文學界 2020年8月号』に、東浩紀『新対話篇』、『哲学の誤配』の書評が掲載されました。評者は、斎藤哲也氏です。 ゲンロンカフェを、哲学の起源である古代ギリシアの「おしゃべりの場」(『哲学の誤配』)として運営しているという東の議論をうけて、「特筆すべきは、東は誤配が起きやすいように、能動的に『時間無制限』のおしゃべりの場を設計していることである。『新対話篇』は、ソクラテスの対話をやりなおす東が実践してきた、選りすぐりの能動的誤配録なのだ」と、2冊の魅力をご紹介されています! 『文學界 2020年8月号』(文藝春秋のサイトへ):https://www.bunshun.co.jp/business/bungakukai/backnumber.html?itemid=149&dispmid=587

ソクラテスの対話をやりなおす―― 哲学と芸術の根本に立ち返った本格対談集

ゲンロン叢書006 東浩紀『新対話篇』 2020年5月1日刊行 ソフトカバー・四六判 本体384頁 ISBN:978-4-907188-36-8 ゲンロンショップ:https://genron.co.jp/shop/products/detail/272 Amazon:https://amzn.to/3cJSvHr 【目次】 はじめに 草木の生起する国 梅原猛 テロの時代の芸術 鈴木忠志 司会=上田洋子 SFから神へ 筒井康隆 種の慰霊と森の論理 中沢新一 文学と政治のあいだで 加藤典洋 正義は剰余から生まれる 國分功一郎 デラシネの倫理と観光客 五木寛之+沼野充義 歴史は家である 高橋源一郎 国体の変化とジェンダー 原武史 生きることとつくること 柳美里+飴屋法水

誤配とは自由のことである―― 近くて遠い読者に向けたインタビュー&講演録

ゲンロン叢書007 東浩紀『哲学の誤配』 2020年5月1日刊行 ソフトカバー・四六判 本体208頁 ISBN:978-4-907188-37-5 ゲンロンショップ:https://genron.co.jp/shop/products/detail/273 Amazon:https://amzn.to/34WvpKM 【目次】 はじめに 東浩紀 第1の対話 批評から政治思想へ 第2の対話 哲学の責務 講演 データベース的動物は政治的動物になりうるか 解説 東浩紀との出会い パク・カブン 日本語版刊行によせて 安天
    コメントを残すにはログインしてください。