『クー!キン・ザ・ザ』​5/14(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次ロードショー!

ゲンロンα 2021年5月11日 配信


『不思議惑星キン・ザ・ザ』のゲオルギー・ダネリヤ監督が
遺作として27年の時を経て渾身のアニメ映画化


第27回ニカ賞(ロシア・アカデミー賞) 最優秀アニメーション作品賞
第7回アジア太平洋映画賞 最優秀長編アニメーション賞 受賞

© CTB Film Company、Ugra-Film Company、PKTRM Rhythm

カルト映画の傑作として世界映画史に大きな足跡を残し、今なお映画ファンを虜にしているゲオルギー・ダネリヤ監督作『不思議惑星キン・ザ・ザ』(1986年)。この度公開される長編アニメーション『クー!キン・ザ・ザ』は、同じダネリヤ監督自らによる同作のアニメ化となります。社会主義体制の真っ只中で制作された実写版が、レトロ感溢れながらSFタッチの未来を感じさせるアニメで再構築されています。
表向き平等を唱えていた社会主義体制下のソ連の政治体制を皮肉めいた視点で描いていた実写版とは異なり、『クー!キン・ザ・ザ』は、富める者と貧する者との分断が表面化した現代のロシアを改めて痛烈に皮肉る作品となっています。

© CTB Film Company、Ugra-Film Company、PKTRM Rhythm

ダネリヤ監督は『クー!キン・ザ・ザ』の完成後、2019年に88歳で逝去されました。カルト映画界の巨匠の遺作を、ぜひ劇場にてご鑑賞ください。
また、実写版『不思議惑星キン・ザ・ザ』も同時リバイバル上映が予定されています。あわせてご覧ください。

【予告編】

 

ソ連末期のカルト映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』はロシア人なら誰でも知っている超人気作品です。チェルノブイリ事故の年、1986年の作品ですが、日本でも1991年に公開され、以来少なからぬファンを獲得しています。モスクワの街にいた普通のソ連人が、突然宇宙にテレポートしてしまい、そこで異星人とコミュニケーションしながら帰国を模索する物語。宇宙人感が皆無な、なぞの言語や身振りを使う異星人たち、それに、手作り感溢れる宇宙船やセットが妙にソ連ぽくて味わいがあり、くせになるB級作品です。エヴゲーニー・レオーノフをはじめとする、ソ連の素晴らしすぎる俳優たちの演技も見ものです。
監督はジョージア人のゲオルギー・ダネリヤ。1986年の実写版では主人公のひとりがジョージア人で、ジョージア訛りのあるロシア語を話す若者、もうひとりはうだつのあがらなそうなエンジニアでした。
今回公開される『クー!キン・ザ・ザ』は、ダネリヤ監督が現代ロシアを舞台に自作をリメイクした2013年のアニメ版です。実写版のカルト感はそのままに、主人公はいずれもロシア人のDJの若者と世界的に有名なチェロ奏者にアップデートされました。社会を代表する人物のタイプは変わっても、あり得ない状況に陥ったときの人間の振る舞いは同じ。砂漠の星プリュクの廃墟のような美しさと、そこに住む異星人たちが奇妙でキュートで、また現代的なスピード感のある作品になっています。
アニメ版と実写版、ぜひどちらもご覧ください!

(上田洋子)

『クー!キン・ザ・ザ』公式サイトにも、上田洋子の推薦コメントが掲載されています。合わせてご覧ください。

© CTB Film Company、Ugra-Film Company、PKTRM Rhythm

 

【作品情報】
『クー!キン・ザ・ザ』
2021年5月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開予定

監督:ゲオルギー・ダネリヤ(『不思議惑星キン・ザ・ザ』)
共同監督:タチアナ・イリーナ
音楽:ギア・カンチェリ(『不思議惑星キン・ザ・ザ』)
プロデューサー:レオニード・ヤルモルニク(『神々のたそがれ』)
声の出演:ニコライ・グベンコ、イワン・ツェフミストレンコ、アンドレイ・レオノフ
2013年、ロシア
ロシア語
上映時間:92分
英題:Ku! Kin-dza-dza
日本語字幕:松岡葉子
宣伝美術:日用
宣伝:スリーピン
提供:パンドラ+キングレコード
配給:パンドラ
公式サイト:http://pan-dora.co.jp/kookindzadza/

実写版『不思議惑星キン・ザ・ザ』も同時リバイバル上映予定!
公式サイト:http://www.pan-dora.co.jp/kin-dza-dza-kuu/index.html

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