【 #ゲンロン友の声】都市民と地方民との分断

<友の会入会者の声>
 最近、東さんがお話しされている都市民と地方民との分断の話に興味があります。福岡市は創業支援特区などを設け、また東アジアとの交流拠点としての政策を行うなどグローバル都市を志向する一方で、保守的かつドメスティックな土地柄でもあり、これから「都市」と「地方」のどちらに進んでいくのか、その挟間にあるような状況であると感じています。都市と地方の分断が進むなかで、その中間にある福岡のような地方中枢都市はどうなっていくのかが気になっています。
 とりとめもない感じになってしまいましたが、そういう地方民もいるってことで。これからゲンロンが届くのを楽しみにしていますね。(福岡県・30代・男性)

 ありがとうございます! 都市住民と地方住民の政治的対立は、今後世界的にますます重要になっていくと思います。日本では田中角栄以来地方重視(国土の均衡ある発展)は絶対の正義で、与党も野党もその点はあまり変わらないのですが、その構図も今後少しずつ変わっていくことでしょう。――とか言うと、それだけで批判されかねないのが日本の現状ですが、少子高齢化が進むなかだからこそ、社会資本の選択と集中はしっかりと行わなければならない。ゲンロンでも、今後そういうテーマに取り組んでいきたいと思います。(東浩紀)
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1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(河出書房新社)、『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ)ほか多数。

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