「ゲンロンカフェ」2020年配信イベント視聴ランキング

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 新年、あけましておめでとうございます。昨年は創業10周年の節目を迎え、4月には人文系ポータルサイト「ゲンロンα」、10月にはゲンロンが手がける独自配信プラットフォーム「シラス」がスタートしました。本年も、みなさまのご健勝とご発展をお祈り申し上げるとともに、スタッフ一同さらなる飛躍を目指して、前へと進んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。  こちらの記事では、昨年ゲンロンカフェから配信したトークイベントの視聴ランキングトップ10を発表します(集計期間は昨年1月1日から12月25日)。いずれも東浩紀が登壇するイベントとなりました。また、東が《登壇していない》イベントの第1位も発表します。さらに、放送責任者の宇治川による極私的おすすめイベント3選(+番外編)もご紹介です! イベント名およびバナーをクリックいただくと、イベント動画の販売ページ、またはイベント情報のページにアクセスできます。   【第1位】コロナ時代に政治的自由は可能なのか? 革命家・外山恒一×批評家・東浩紀 電撃対談!|外山恒一+東浩紀(2020/05/10)

1位に輝いたのは、革命家の外山恒一さんと東の電撃対談。まったく異なるキャリアと立場を築いてきたおふたりが、コロナ騒動下について対話を交わしました。後半、波乱の?展開もおおきな話題に。対談を詳細にまとめた記事も公開中です。アーカイブ動画はこちら

【第2位】日本のコロナと脳──2020年真夏の巻【ニッポンの脳 #8】 茂木健一郎+東浩紀 (2020/07/27)

茂木健一郎さんと東の「ニッポンの脳」シリーズ第8回が、2位にランクイン。茂木さんの新著『クオリアと人工意識』を非常に面白く読んだという東の感想を発端に、刺激的な議論が展開されました。またこのイベントがきっかけで、茂木さんがホストを務める「モギケンカフェ」が始動。翌月に開催された第1回のゲストは、なんと元内閣総理大臣の鳩山友紀夫さん! 待望の第2回は1月20日に開催、元陸上選手で「為末大学」学長の為末大さんをお招きします。

【第3位】東浩紀がいま考えていること・番外編──本日4月6日で10周年を迎えるゲンロンについて、災厄のさなかであらためて考える|東浩紀+上田洋子+大澤聡+さやわか+大井昌和+坂上秋成(2020/04/06)

3位は、ゲンロン創業10周年の記念日に行われた特別放送。冒頭は東浩紀のひとり語りでしたが、途中で代表の上田が加わり、さらに大澤聡さんがビデオ通話で出演。後半にはさやわかさん、大井昌和さん、坂上秋成さんも飛び入り参加して、賑やかな一夜となりました。アーカイブ動画はこちら

【第4位】哲学にとって愚かさとはなにか──原子力と中動態をめぐって【『ゲンロン11』刊行記念】|國分功一郎+東浩紀(2020/10/27)

國分功一郎さんと東の約3年ぶりの対談。『ゲンロン11』の東の巻頭論文「悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶」では、國分さんの議論を批判的な解釈も交えながら参照しています。東の論文を読んだ國分さんのお申し出を受けて、おふたりの対話が実現しました。トーク終盤はお酒も入って和やかな雰囲気のなか、お互いの人生観について触れ合う場面も。こちらイベントレポートは、標準語ver.関西弁ver.があります。両方あわせてお楽しみください。アーカイブ動画はこちら

【第5位】東浩紀がいま考えていること・5──『ゲンロン11』と「シラス」と、ほか固有名とか中動態とか生権力とかの話|東浩紀(2020/08/20)

大好評「東浩紀がいま考えていること」シリーズの第5回。『ゲンロン11』や昨年10月にオープンした配信プラットフォーム「シラス」の構想など、昨年末に発表した東の仕事の思想的背景について、たっぷりと語っています。放送当時はゲンロンカフェが改装工事中で、某所から配信を行ったレアなイベントです。

【第6位】ニッポンの保守──2020年桜の陣|小林よしのり+三浦瑠麗+東浩紀(2020/03/28)

新型コロナウィルスが猛威をふるうなか、昨年4月7日には緊急事態宣言が発令されました。その直前の3月末に行われた、小林よしのりさんと三浦瑠麗さん、東による鼎談番組。おのずとコロナをめぐる騒動が話題の中心となりましたが、憲法と皇室、ジェンダーなど議論は幅広く展開しました。アーカイブ動画のほか、全3回にわたって、鼎談の内容を記事として公開しています。

【第7位】2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談|さやわか+辻田真佐憲+東浩紀(2020/07/09)

コロナに関する話題が次から次へと押し寄せ、非日常化した世界でさまざま出来事が忘れ去られていく――。そんな2020年の前半の出来事を「ゲンロン式時事放談」と題して、さやわかさんと辻田真佐憲さん、そして東でふり返りました。「放談」の看板に偽りなく、議論は脱線もお構いなしで縦横無尽にヒートアップ! 気づけば10時間半に及ぶ、圧巻の内容となりました。ゲンロンαではイベントレポートを公開しています。アーカイブ動画はこちら

【第8位】ほんとうの日本はどんな国?──山猫総合研究所(三浦瑠麗代表)のデータからみえる新政権の未来|三浦瑠麗+東浩紀(2020/09/18)

昨年8月末に安倍前首相が辞任を表明。三浦さんと東の対談は、菅新内閣が発足した直後というタイミングで行われました。三浦さんが運営するシンクタンク山猫総合研究所による調査報告書「日本人価値観調査2019」をもとに、アメリカと日本の現実、政治と民意の関係を鋭く分析していきました。前半のシリアスな議論だけでなく、後半のリラックスしたムードでの会話も、視聴者から好評をいただきました。ゲンロンαのイベントレポートもぜひお読みください。

【第9位】モギケンカフェ#1 友愛とはなにか──アメリカと中国のあいだ、保守とリベラルのあいだで|鳩山友紀夫+茂木健一郎(2020/08/27)

2位のイベントをきっかけに始動した、茂木健一郎さんがホストのトークシリーズ「モギケンカフェ」の第1回がランクイン。超大物ゲスト、元内閣総理大臣の鳩山友紀夫さんが登場しました。鳩山さんとは旧知のなかという茂木さんが次から次へとくり出す質問に、鳩山さんはときおり冗談も交えながら受け応えていきました。後半には東も飛び入りで参加。ゲンロンカフェのあらたな展開を予感させる夜となりました。その熱気はイベントレポートでぜひお楽しみください。

【第10位】【突発生放送】コロナでイベントが続々中止になっているゲンロンカフェから東浩紀がお送りするひとり語り生放送。おれたちは諦めないぞ!【カンパよろしく】|東浩紀(2020/03/02)

3月に最初に放送した東のひとり語り。新型コロナウィルスが感染拡大しはじめた当時、東はなにを考え、なにを語ったのか。Vimeoでアーカイブ動画を公開しています。この放送以降、ゲンロンカフェは無観客の配信のみでイベントを開催しています。会場売上は実質ゼロの状態ですが、多くのみなさまに番組をご視聴いただき、厚いご支援のおかげで運営を継続できています。「日本最強のトークスペース」の心意気を胸に、2021年もさまざまな文化人や著名人をお招きして、ほかにはないエキサイティングなトークイベントをお届けしていきます。

  人気イベントのトップ10、いかがでしたでしょうか。さて、それでは東浩紀が《登壇していない》イベントの第1位を見てみましょう。   【第1位】クイズ王は本当にいなくなるのか──『ユリイカ』クイズ特集刊行記念&大反省会|伊沢拓司+田村正資+徳久倫康(2020/09/07)

東がいない視聴売上ランキング1位は、クイズがテーマ。空前のクイズブームの中心にいる伊沢さん、『ユリイカ』クイズ特集に関わった田村さん、そしてゲンロン取締役で競技クイズ日本一に輝いたこともある徳久が、なんと8時間にもわたって熱いクイズトークをくり広げました。1月3日に、特別番組として再放送いたします。また、イベントレポートがゲンロンαで公開されています。

   最後は、放送責任者宇治川が選ぶ、極私的2020年トークイベント3選(+番外編)です。 「五反田のラガーマン」こと、放送責任者宇治川。2020年にゲンロンカフェから配信したすべてのトークイベントを現場でウォッチした男。そんな彼が独断と偏見で選んだトークイベント3選(+番外編)をご紹介します。宇治川本人による選出コメントも必読! 1.「悪の愚かさ』と芸術──アートにいまなにができるのか|弓指寛治×東浩紀(2020/01/24)

新芸術校第一期受講生、弓指寛治さんの初登壇回。弓指さんは作品も素晴らしいですが、作品の対象や、鑑賞者に対する徹底した向き合い方にも圧倒されます。12月にシラスで開設されたチャンネル「弓指寛治のSur-Vive!」では、このイベントの終盤で語られた満州に関する次回作の構想も語られています。1月8日には辻田真佐憲さん、東浩紀とともにイベントも!(宇治川)

2. 禍の時代を生きるための古典講義──第2回『平家物語』を読む|安田登 聞き手=山本貴光(2020/05/20)

禍の時代を生きるための古典講義全4回は、「おくのほそ道」や「論語」など、古典の理解が一気に深まるおすすめシリーズ。「第2回『平家物語』を読む」では琵琶奏者・塩高和之さんによる演奏も収録。和楽器収録の定番マイク、C-38Bなどゲンロンカフェに準備されているわけもなく、自前のラトビア製マイクを持ち込み収録に臨みました。奏法も音色も多彩な琵琶。繊細な小さい音から、打楽器のような迫力ある大きい音、「ふわっ」とした音の切れ際まで、なんとか収録できたと思います。安田さん山本さんによる「読むだけでは理解できない」体全体を使った古典読解と併せて、ぜひお楽しみください!(宇治川)(*イベントレポートはこちら。また、シリーズ全4回のアーカイブ動画をお得なパックとして販売しています。詳細はこちら。)

3. さいたまの過去と未来──出雲の血脈と郊外私鉄の可能性(思索の源泉としての私鉄3)|原武史+藤村龍至+東浩紀(2020/07/17)

原武史さんを交えての前半鼎談パートも当然面白いのですが、後半のパートの藤村龍至さんによるプレゼンは必見。藤村さんの埼玉における仕事が紹介されたのですが、「超線形設計プロセス」と言われるものの舞台裏は、ひたすら地道な地域コミュニティとのコミュニケーションや自治体との交渉の数々。しかし、その地味なエピソードのディティールひとつひとつがとても面白い! 藤村さんの活動が『ゲンロン戦記』と重なってみえる方も多いのでは?ぜひご覧ください!(宇治川)(*イベントレポートはこちら。アーカイブ動画はこちら。)

番外編. 【無料生放送】本日申込〆切!驚きの大サービス「10期かけこみ入会&11期更新セット」の魅力を、東浩紀が限界まで語り尽くす突発無料番組! 過去最大級のボリュームの新刊『ゲンロン11』の中身も紹介するぞ!|東浩紀(2020/09/30)

2:37:23からの30秒間は2020年一番のカメラスイッチングでした。2019年から2年間、ほぼすべての番組のカメラスイッチングを行っているうちに、編集なし打ち合わせなし台本なしの生放送でこのようなことができるようになりました…… (宇治川)

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