『ゲンロンα』2020年10月の人気記事

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 みなさんこんにちは。いつも『ゲンロンα』をご愛読いただきありがとうございます。2020年4月にオープンして以来、ゲンロンの媒体で公開してきた過去の記事、ゲンロンβと連動した公開記事、ゲンロンカフェのイベントレポート、ゲンロンαのオリジナル記事など、さまざまなコンテンツを掲載しています。どの記事が人気なのか知りたいという読者のみなさまからの声もあり、2020年の後半には、オープンから半年の人気記事TOP10を公開しました。とはいえ半年に一度のランキング紹介では、ゲンロンαの更新ペースをとてもカバーしきれません。そこで今後は、1ヶ月ごとに人気記事をご紹介できればと思っています。
 本日はさっそく、2020年10月の人気記事をご紹介します。無料記事の上位5つと有料記事の上位5つをピックアップしました。もう読んだあの記事ならばもう一度、まだ読んでないあの記事ならばこの機会に、ぜひご覧になってみてください。まずは無料記事からどうぞ。




  1. 【特集:コロナと演劇】宮城聰ロングインタビュー──東京芸術祭ワールドコンペティションにむけて(2) だれのための演劇か──公立劇場ができること|宮城聰


  2. 2020年10月の無料記事第1位は、東京芸術祭2020の総合ディレクター宮城聰さんのロングインタビュー記事でした。自身が主宰する劇団ク・ナウカの活動を休止し、静岡の公立劇場SPACの芸術総監督に就任した宮城さん。地域の公立劇場の観客を意識することで気がついた、「世界から疎外されている」ひとたちのための舞台芸術の役割。演劇の「入り口」の重要さについて語っていただきました。




  3. 関西からアートで革命起こすしかないんちゃう? 笹岡由梨子×上田洋子「関西アート、関西弁、そして関西とロシアの近さについて」イベントレポート


  4. 関西を拠点に活動してる現代美術家の笹岡由梨子さんとゲンロンの上田洋子による、関西アート&関西弁イベントのレポートが第2位にランクインや! 笹岡さんの作品がロシア・東欧からどんなインスピレーション受けてるかって話んなかに、関西のアヴァンギャルドな精神が見え隠れして、めっちゃパワフルなイベントやった。イベントの後半には関西弁論・関西論も盛り上がって、東浩紀も登壇したで。気合入ったレポート読んだってくれや!




  5. 【 #ゲンロン友の声|001 】子どもを生み出すことへの躊躇いをいかにして退けましたか?


  6. 東浩紀をはじめゲンロンのスタッフが寄せられたご質問に回答する「ゲンロン友の声」。第3位となったこちらの記事では、子どもが幸せになるかどうかわからないのに子どもを生んでしまうことへの躊躇をどう乗り越えるのか、ご質問いただきました。子ども生むことの本質は「なんとなく」であり、予測不可能なその決断のなかに、親−子/加害者−被害者の非対称性が生まれる。子=被害者側だけでなく、親=加害者側からの哲学を組み立てるべきではないか、と答えます。




  7. 日本で『三体』は書かれるか? 小浜徹也×高山羽根子×大森望「創元SF短編賞と日本SFの10年」イベントレポート




  8. ひろがりアジア(1) 紛争地域の日常と新型コロナウイルス──タイ南部国境3県の事例(前篇)|原新太郎






 続いて、2020年10月の有料記事トップ5を見てみましょう。1位はあの記事でした!




  1. 『噂の眞相』と反体制的サブカルチャー論壇の時代|さやわか


  2. 10月の有料記事第1位は、『ゲンロン2』よりさやわかさんの論考の再掲でした。1990年代日本の言論空間における、反権力志向のサブカルチャー批評について『噂の真相』を中心に論じます。下世話にすら見える「論壇プロレス」の活況や、キャンパスマガジン発祥の「過激・鬼畜」なサブカルチャー批評。宅八郎や青山正明といった反体制的な若い書き手が生み出す言論空間が、その後のインターネット論壇に接続されていくさまを明らかにしています。




  3. 人文的、あまりに人文的(2) 『子どもは40000回質問する』『思索への旅』|山本貴光+吉川浩満


  4. 第2位は山本貴光さんと吉川浩満さんが人文書を語り尽くす「人文的、あまりに人文的」の第2回でした。今回取り上げられたのはイアン・レズリー『子どもは40000回質問する』と、ロビン・G・コリングウッド『思索への旅』でした。2冊の書物が触れるのは、好奇心や知的探求の動機と、そこからわたしたちが生み出す「問い」の問題です。学びを続けながら、新たな問いを再構成していくプロセスこそが、人文的思想の核心になるのです。




  5. 料理と宇宙技芸(3) 黄燜鶏|伊勢康平


  6. 第3位は、宇宙と料理のあいだに道を通す伊勢康平の「料理と宇宙技芸」第3回。こちらの記事では鶏肉の甘辛煮込み「黄燜鶏ホワンメンジー」を取り上げました。鍋に蓋をすることでそこに「天と地」を生むあつもの=煮込み料理は、陰陽の理想的な結合と宇宙の調和を体現する料理だった? 詳細なレシピと合わせて人気の記事です。




  7. コロナの肖像/災害の風景──『新写真論』補遺|大山顕




  8. ロシア語で旅する世界(6)ユーロマイダンの顔|上田洋子






 いかがでしたか? たった1ヶ月のあいだでも、演劇から関西弁、東南アジアから料理など、バリエーションに富んだ記事が読まれていることがわかりますね。次回の月別人気記事紹介もお楽しみに!(編集部)
 
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